カンナ (Canna)

カンナは、コロンブスの新大陸発見後、マリーゴールド、ヒマワリ、タバコとともに、最初にヨーロッパにもたらされた植物です。
夏の太陽が似合うトロピカルな印象をあたえる花であり、真夏の日ざしに負けない強さと華やかさが花言葉の「情熱」「快活」の由来になります。また、花言葉の「妄想」は、花の鮮やかさが幻想的であるということからつけられたようです。
ブッタとカンナの伝説
ある日、ブッダ(仏陀)の強い霊力を妬んだ悪魔がブッタを待ちぶせし、彼をめがけて大岩を投げ落としました。大岩はブッタの体に当たらずに足もとで粉々になりますが、一片だけが足の指に当たりました。その傷から流れたブッタの血は大地に染み込み、そこから赤いカンナが咲いたといいます。悪魔は大地の怒りに触れて、血の裂け目に飲み込まれてしまったそうです。