シナマンサク Hamamelis mollis

 ・中国の中部を原産とする落葉樹。マンサクの仲間の中では最も大きな花を咲かせることから、庭木として数多く植栽される。厳冬期に咲く花には甘い香りがあり、一足早い春の訪れを告げる。
・開花期は1~3月でマンサクよりもやや早い。しかしながら、カシワやヤマコウバシなどと同じように、前年の枯葉を枝に残したまま越冬し、その状態で開花することから、花が葉の陰に隠れていることも多い。
・花はマンサク同様で黄金色のリボンが垂れ下がる。花弁の付け根は紅色。花の後には実ができる。
・葉はマンサクより大きく、直径10センチほど。葉の裏表、若い枝に綿毛があり、葉の裏は特に毛が多い。