コウホネ (Nuphar japonicum)

日本、朝鮮半島に分布する。浅い池によく見かけるが、流れの緩い小川に出現することもある。根茎が骨のように見え、コウホネ(河骨、川骨)の名の由来となっている。
庭園の池で観賞用に栽培されることもある。沈水葉をアクアリウムで鑑賞する例もある。
生薬
根茎を縦割りにしたものは川骨(センコツ)と言い、日本薬局方に収録された生薬である。調栄湯(ちょうえいとう)、治打撲一方(ちだぼくいっぽう)という解熱、鎮痛を目的とした漢方方剤に配合される。なお、含有される成分としては、例えばヌファリジンなどが知られている。