ミズトラノオ  水虎尾 [別名] ムラサキミズトラノオ (Eusteralis yatabeana)

サクラソウ科のオカトラノオやヌマトラノオのように、花穂を虎の尾に見立てたとされている。 低湿地に生える多年草で、横にはう地下茎から高さ30~50cmの茎を立ち上げ、 そこに長さ3~7cmの線形~広線形の葉を3~4個ずつ輪生する。 8~10月にかけ茎頂に、長さ2~8cmの花穂を1個立て、淡紅色の花を密に付ける。 湿地・池沼・河川の埋立・改修工事によって数が激減しており、環境省レッドリスト(2012)では「絶滅危惧Ⅱ類」に指定され、大阪府レッドリスト2014では「絶滅」とされる。